腹を割って話す  その2




   去年の冬頃。
   キッチンの外にある柚子の実がたくさん成ってた頃。
   綺麗な黄色い実が成ってた。
   その頃のこと。
  
   ある土曜日、母がデイサービスに行く日の朝。
   母の従姉の隣のおばさんと2人仲良く連れだって迎えの車を待つ・・
   その時に、2人の目に飛び込んできたのは
   浄化槽がある、アスファルトの場所一面にグチャグチャに踏みたくられた柚子の実が散乱・・
   その数は、10個以上、それも大きな実ばかり・・
   柚子の実は、少々の力ではもげない、トゲもあるし、ハサミで切らなければ、採るにはけっこう難儀な実。
   木の根元には、青々しい葉っぱがもぎ取られてそこら辺りに落ちてる・・
   一体、一体、誰がこんなことを。。
   柚子の木がある場所とその場所は隣り合わせ。
   柚子の実をもぎ取って、すぐその場所でやったのだと思われる。
   これは、犯行である、立派な。

   こんなことをするのは、たぶん大人ではないと思った。
   それは何故か・・
   このことを発見したのは土曜日の朝ではあるけど、その前の金曜日の夕方
   キッチンの外の道に乗り捨てられた子供用自転車が3台あるのを何となく見てた。
   ・・ ははぁ、男の子がそのままこの辺りで遊んでるんだなくらいに、洗濯物を入れる為の2階のベランダから。
   その時、少し目線をずらせばこの有様を発見したのかもしれないけど、まさかそんなことになってるとは思いもしない。
   近所の人もたまたまこの場所を通らなかったのか、暗くなって帰宅するロバさんも娘もその事に気が付かなかった。
   私も、その自転車があるというのはなんとなく見たけど、外には出てないので知らなかった。
   そして、次の日、土曜日の朝の発見となる・・

   無残な柚子の実を片付け、汚れてしまったその辺りを流しつつ、無性に腹が立つ。
   一体 どこの悪ガキ・・! もの凄く腹が立って来る。
   あの自転車、たぶん年齢は、幼稚園か小学校1~2年くらいまでか。
   近所の子? こんな年頃の子は・・・ もしかして・・ 
   なんとなくそうではないかと思われる子が頭に浮かんでも、確かな事実はなく。
   泣き寝入り。

   そんなことがありの、去年の末頃の昼間。
   その時間外出中の私、たまたまキッチンに居た、ロバさんと母。
   突然、キッチンの勝手口のドアが、ドンドンドシドシと大きな音を立てて揺れる・・
   まるで家まで揺れたのではないかという勢いで・・ ドシドシと引っ張ってる。
   その時、1番に母が大きな声で 『こらぁ゛ーーーッ! どこの誰でーーーッ!』 と叫ぶ。
   その後、ロバさんが家から走り出て、そのガキ共を追う。
   辿り着き見たのは、我が家から2軒隣の家の門に、3~4人の子の姿。
   男の子の中に女の子も1人居たらしい。
   『悪いこと すな!』 とロバが言うと、その中の1人が 
   『ボク、何も悪いことしてない』 としゃあしゃあと言ってのけたらしい。
   この口ぶりに、なんか、子供でも憎たらしさを感じたらしい。
   そんなことしゃあしゃあと言っても、すぐその後を追いかけたらここに逃げ込んで居るんだから・・ 
   口は立っても、子供である、頭隠して尻隠さず。
   その話を帰宅してから聞かされ、やっぱりあの時の直感は当たってるなと思った。
   
   そして最近、溝の工事中のコンクリート仕上げの日。
   道の端から端まで、大きなスペースではないけど長さはある箇所を綺麗に仕上げ
   仕事を一旦やり終えた職人さんがその場所から居なくなる。
   何もガードもなく、そういうことをやり立てだというのを知らなければ気付かず歩いてしまう・・
   オヤオヤ、大丈夫か? と思ってたら
   急にどこかから現れた男の子が、うちの周りを走り回り、追いかけっこしてる。
   見れば、1人ではなく、4人くらい居たのか。
   コンクリートのその場所も平気で走ろうとしてるので 『ちょっと、そこ、コンクリートやったばかりだからダメ!』 
   ・・と大きな声で注意したけど、平気で何か所か足跡を付けてどこかへ走り去ってしまう。
   春休みに入ったばかりなんだと後から気付く。
   今まで、ありとあらゆる機材が置かれたその場所は、この日珍しく何もなくスッキリしてた。
   コンクリート仕上げを何も表示せず放置したまま・・ 子供は無法地帯の如く走り回り。
   かなり時間が経ちひよっこり帰って来た職人さんに、この事を話す。
   乾いたであろう時間込みのことであるとは思うけど、この放置ぷりってどうなの?と思う。
   こんなこと要らぬ世話、ほっといてくれ なんでしょけど。
   
   そして、一昨日。
   またも、もぎ取られ、そこここに道に落ちてる柚子の実・・
   おまけに、その隣に植えられてるキンカンの実もボロボロ、その根元に・・
   もぉーーー 許さん、あの悪ガキ共め・・・ 怒りメラメラ・・
   もしかして、これって、あのコンクリートを注意したので後バチ?
   あの時のメンバーは、去年から続いてる柚子の実をもいでる連中と同じなのか・・?
   
   ほんとは、ずーっと、もしや、もしやと思ってることがあったのです。
   この悪ガキの中には、たぶん、たぶんだけど、隣の母の従姉のおばさんのひ孫が加わってるのではないかと・・
   でも、そのことをどうしてもおばさんに聞いてもらうことが出来ないまま、今に至り。
   このおばさんは、周りの人に気遣いが出来る人、良く出来た人だと思ってるし、母の従姉でもある。
   こういう話をされたら、気にすると思うし、そしてあまりいい気持ちはしないんじゃないかと。
   なので、ずーっと封じ込めてたのだけど・・
   昨日は言うことにする、腹を割って話すことにする。
   それは、あの社長と話したすぐ後に、突然そう思い立つ。
   ちょうど隣へと回す、回覧板という手助けもあったので・・

   回覧板を渡しつつ、直接ではなく、少し質問するという風に話し始める。
   『あんな、おばさん、あの〇〇さんの家の子供は、歳は何歳くらい?』
   おばさんはから聞いた年齢から、やはり、おばさんのひ孫の男の子はその家の男の子と同い年だとわかる。
   そして、もう1人、その近所に住む男の子が同い年だとも。
   そうか・・ やっぱりね・・ みんな歳が同じなんだ・・
   それを確かめ、それから、腹を割った話へと。

   おばさんに去年からの起きた色々の話を包み隠さず話す。
   どこの誰かもほんとのところはわからないけど、何となくこの近所の子ではないかとか。
   その子達が居たのを見たのは、いつもあの〇〇さんちだったとか。
   自転車の大きさからも、そうじゃないかと。

   ゆっくりこの状況を話すと、おばさんもそう思うと言う。
   その中には、うちのひ孫も居ると思うと。
   そして、それから話は、そのもう1人の近所に住む男の子へと移り変わり。
   どうやら、かなり悪さを働く子らしい。
   親は子供を放任し、何をしてもほったらかしみたいなのだと。
   おばさんのひ孫の家に遊びに来て、家に入れてくれないと自転車ごと玄関ドアにぶつけてくる。
   『こらーッ、家が壊れるがぁーーッ』 と言って怒ったことがあるそうで。
   その他にも色々あるらしく、実はひ孫のお母さんもどうしたものかと困ってるらしく。
   子供同士は同い年、家は近所、なのであの子とは遊ぶなとも言えない・・
   でも、このまま成長すると、確実に将来は・・ その姿は傍目からも想像出来る。
   子供は友達からかなり影響を受ける、なので自分の子供のこれからのことを思うのだろう。
   この子の顔を見ると、おばさん、憎ったらしいガキに見えて仕方ないらしい。
   子面が憎いのだと。
   顔にしっかり性格が現れてるそうな。
   私はその子の顔を知らない、でも、そうなのなら、お目に掛かることがあるならしっかり見てみたい。
   
   私の話をじっくり聞いて、理解してくれたのだと思った。
   実は・・ という話も聞いて、納得もする。
   ひ孫にも自分から注意して置くと。
   色んな話もして、その後、心もスッキリ*



   腹を割って話す。
   踏ん切りはかなりの決断が居るけど
   今回の場合は行動に移してみて良かったんだと思った。
   ほんと、思うのは簡単、なかなかそう思っても出来ないんですけどね。 (汗々
   長くなりました。





   
      
   
   
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 


   
      
[PR]
by momo5r | 2014-04-07 16:06 | つれづれ

シンプルな心で暮らしたい           ☆ さくら