先の見えないトロッコに乗る




 子供目線で感じた話。


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   私が幾つの頃からか・・
   たまに家にやって来る人が居て
   その人に、祖母や母はえらく低頭な感じで会話してた。
   子供心にも、この人はこの辺りの人ではないなと感じる。
   子供なので、あの人は一体誰? と尋ねたことはなく。
   たまにやって来ると
   何やら拝んで、白い大きな封筒のようなモノを持ち帰る人で。
   
   そんな様子を眺めつつ
   あまり好きじゃないな、こういうの、と
   なんとなく思ってた。




 それからもう少し大きくなると
 たまに来るその人は、P・・教団の人なんだとわかって来る。
 夏の甲子園で活躍してた、あの宗教高校の。
 
 その宗教に入信したのは祖母なのか母なのか、ほんとのところわからない。
 母に聞いても、さぁ・・ という受け答えしか返ってこない。
 さぁ・・って、なに?それ ですが。 
 たぶん、入信したキッカケは祖母だと思う、その頃の家の状態を色々想像すれば。
 
 そうして、私が高校へと進学を決める頃
 なぜか増えたんですね、やって来る人が2人くらいに。
 ・・で、私にP・・学園へ行かないかと勧める。
 全寮制のその学園はこんなに素晴らしい所だと。
 その頃、その人達はしょっちゅう訪問するようになり
 判で押したように、なんというタイミング、ジャスト夕食時にやって来る。
 この頃、心の中で思う・・
 仮にも神様のことを信心してる人が、他所の家を訪ねる時間帯を選ばないなんて・・
 なんか、ものすごく不信感を抱いてました、その点に。
 そんな学校に行きたくないと思ってたのに、ハッキリそれを口に出してその人達には言えない。
 親達が入った宗教で、自分は入信したつもりもなく・・
 でも、イヤでも言うことを聞いて行かなければならないのかと、もの凄く悶々とする。
 母には、何で行かなければならないん? と訴えてたし 
 娘は行きたくないと言ってるとその人達にキッチリ伝えて欲しかったのだけど
 あの独特の雰囲気の押せ押せモードの人達に対し、なかなか親であっても言いにくかったのだと思う。
 何度かの後、なんとか私の意思は通り、自分の道に進めたんですけど。 
 あの時行かなくて、ほんとよかったと思う。

 そして高校生になり・・
 そのP・・教の人が、色んな企画を持ってくる。
 いついつに教団で勉強会があるので来ませんか? とか
 今度は〇〇で大きな催しがあるので参加しませんか? とか
 ほんとは、そんな所に行きたくないのに
 親のやってることは、すなわち、子供もイヤでも乗っからないとならないのかと
 イヤイヤながらもたまに参加はしてたけど、正直、行きたくなかった。。
 なんで、自分の意思とは違うことをやらなければならないのか・・
 こうしてやることが、宗教なのか・・。
 
 そんなP・・教と
 私が20歳の頃、縁をキッパリ切った母。
 すぐにハイそうですかと聞きいれてくれるはずもなく。
 なんだかんだとありましたが、スッパリと風通しよくなり。
 イヤでしかない思い出。 ウキー キー


 この話、なんで書いたかというと
 子供は親の敷いたレールの上を走らされる、歩かなければならない。
 それが、イヤなものであっても・・
 反論することもできない年頃では特に。
 大人になれば、そんなことは大したことじゃないのかもしれないけど
 子供にとってはそれは大きな問題で。
 まるで、先の見えないトロッコに乗せられ走らされてるようで。
 この先、自分はどうなるのだろ・・
 心は不安でいっぱいになる・・
 そんな子供の心の中、大人はわからないのかもしれない。
 口に出して言えないけど、思ってるのだということを書きたくて。 
 そう言いつつ・・
 あのです、今は言えます、なんという年月の風化か・・。  笑 (-。-)/~~~ 









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by momo5r | 2014-04-30 14:35 | つぶやき