マリオネット


小さい頃の記憶って面白いですね。
ある部分だけが妙に鮮明にインプットされてる・・

きっとその当時、かなり興味があったからなのかも。

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家から歩いて50m程の距離に保育園がありました。
1年間だけその保育園に通ってた私。
お昼寝の時間と、リンゴの甘煮のおやつはかなり苦手でした。  〈苦笑
ままごと遊びと砂場遊びは楽しかった・・
そして外遊びから中へ入る合図の “カッコーワルツ” 

一度だけ脱走して家にひょっこり帰ったコトがあります。
先生の目をくらまして巧く逃げおおせたと思ったのに、やって来ましたね、先生が・・
私を軽々肩に担いで、ドンドン保育園へ・・
それから、もう2度と脱走なんて図らなくなりました。  〈笑

保育園生活途中の頃、編入して来た男の子が居ました。
名前は 『中村君』
何か、この子には都会の匂いがしてました。
だって、私が暮らしてた所には無い匂いだった、違う匂い。

昼食のご飯だけは、アルミのお弁当箱に詰めて家から持参するというシステムで・・
〈保温庫で温める為に〉
周りの友達、そして私のももちろん、白いご飯の中、
中村君のご飯だけはいつも違った色をしてて・・
なんていうのかな、黄色みを帯びた感じ?
今から思えばもしかしたら麦ご飯だったのかもしれない。
そのご飯のコトが気になって、気になって・・ 仕方なくて・・  〈笑
一体、アレはどんな味がするんだろ?
私が時々食べる卵掛けご飯なんだろか?
・・・う~ん、でも、アレを温めると腐ってしまうんじゃないだろか? 
とか、いろいろ想像を巡らせ、一口食べてみたい衝動にかなり駆られてました、当時。
聞きたくても聞けない、だって話したコト無い男の子だったから・・  ^^;

小学校に上がって、
隣町に住む中村君の家をこっそり見てみよう計画が友達との間で持ち上がり、
港の近くにある、洋館を見に行ったコトがありました。
中村君のお父さんは、噂では、大きな船の船長さん。
見たコト無いのに、私の中では白い船長服を着て、パイプをくゆらせてるイメージ?
そして、お母さんは、
さらさらとしたロングへアーに、体にピッタリ添った黒いワンピース、
足元はピンヒールを履いてるイメージ?
確か、参観日に初めて見掛けた感じはこんな感じだった・・
少し年配の船長さん、そして若い綺麗なお母さん、
今から思えば、2人は一体どうやって知りあったんだろって思うけど、
子供の私はそんなコト思う筈も無く、
極シンプルに、
凄く現実離れした生活をしてる男の子って感じで、想像だけはグングン膨らんでましたね。 〈笑

その中村君と、4年生の頃初めて席が隣になった頃。
工作でマリオネットを作るコトに・・
当時は操り人形って言ってましたけど。。  ^^;
木彫りで、家にある布と毛糸を使って洋服と髪の毛を作るってモノ。
絵は苦手だけど、何故かこんな工作は好きでした、当時から。。
何か凄くノリノリで作った覚えがあります。

中村君の作ったマリオネットは何か個性的で・・
そのマリオネットからも何か中村君の匂いがしてました。
普段隣同士でもそんなに話すって感じでは無かったけど、
何故かそのマリオネット作りの間はいろいろ話してた・・ 不思議に。
その中村君、学年の途中で突然東京の方へ転校して行きました。
あぁ、やっぱり東京なんだ~って、思ったんですね、何となく。。   〈笑


ここまでいろいろ書いて来ましたが、
決して、絶対、中村君は私の初恋の人でもタイプでも何でも無いんですね。  ^。ー;\
なのに、どうして私の記憶の中でいつまでも印象に残ってるのか・・

それは、きっと、私の好奇心をかなりくすぐる人だったから?
身の回りの人とは何処か違う匂いがしてたから?
う~ん、たぶん、それしかない・・
大人の私なら、いろんなコトを聞いて疑問を解消するって手段もあるけど、当時はまだ子供。
不思議なコトが多すぎる中村君は、
私の中では不思議な男の子だったって記憶だけが未だに残ってて・・


        あのマリオネット、どうしたのかなぁ、何処へ行ったっけ。。


                いつまでも記憶の片隅で生き続けてる人って居ますか?
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by momo5r | 2006-12-12 15:02 | おもふ・・