ある金曜日。
外で花の水やりしてた。
その時、ひょいと隣の奥さんが『おはよう!』と現れ
自分の家の庭に咲いてる白い紫陽花を良ければ活ける?と聞く。
白い紫陽花はとても可憐できれいだなといつも思ってた。
・・・・・とその瞬間
身体に悪寒が走る・・・ ぞわぞわ っと!
うわ・・ きたか・・・
何か、たぶん、何かがそこに一緒に居るんだなと感じる。
私は何か視えるというような霊感はないのだけど
時に、特に真夏とか、寒くて震えるという時期ではない時に
そこを通りがかった瞬間に ぞわぞわ っと鳥肌が立つことがあり。
ある時は、大学病院の入り口付近で。
ある時は、夜、ロバさんと散歩した初めて通る袋小路のような曲がり角で。
その2回とも暑い真夏のこと。
その後、奥さんの家の庭に移り
綺麗に手入れされてる花を眺める間も ぞわぞわ は止まらず。
奥さんは話好き 『良かったらうちに来てコーヒーでも飲む?』と。
その時、水やりは途中、洗濯物も干してなかったので
そのことを言い、用事が済んだらお邪魔しますと言い一旦帰宅。
家で洗濯物を干す間もまだ ぞわぞわ・・
付いて来た? これは あかんと思い
般若心経の一文と観音経の一文を唱える。
ぎゃてい ぎゃてい はらぎゃてい はらそうぎゃてい ぼじそわか
ねんぴぃ かんのんりき
何回か唱えるうち、すーっと感じなくなる。
この2つの一文、何かあった時に唱えるとすごく効果を感じます。
実は
隣の奥さんは今ガンと闘ってます。
そのことを初めて知ったのは3月頃。
進行性のものだと旦那さんから聞いた時はショックでした。
私だけが勝手に感じてるのか知りませんが、話しててもとても楽しい方。
私より8つ年上だけど、たぶん、馬が合うんでしょか・・
抗がん剤の治療を受けてます・・ 一定の間隔で。
1週間くらいの間? それをやってる間は何を食べても酷く塩っ辛いとか。
料理が大好きな方なので味付けや諸々のこと、話を聞いてもその胸の内を思う・・
用事が済みお宅へ伺った頃にはぞわぞわも収まって。
病の最初っからのことを自分から詳しく話してくれる。
そういうことを聞いてはいけないかなと思ってた、けど
全然隠すことなくざっくばらんに語る。
その後
8年前にリフォームした家の中の色んな場所の使い勝手を説明してくれ
その箇所を見ながら、なるほどなぁと凄く為になった。
私の知らないことを聞くことはとても為になった。
後、病気になってから、旦那さんが少しは手伝ってくれるようになったこと。
煎れたてのコーヒーと色んなお菓子で接待してくれた。
前はお菓子とか色々良く食べてたけど、今は欲しくないのだと。
何を食べても塩辛くて美味しくないとか。
でも、痩せていってないのでいいのかなと思うと。
途中何度か、疲れない?と尋ねると『大丈夫』と言う。
社交的な方なので、お宅の庭には仲良くしてる方達が訪ねてる風。
でも、こうして家の中に招き入れ詳しく話すことはないのだろうと推察する。
話好きなのと、自分の今の状況を聞いて欲しいというのがあるのかとも思った。
ふと時計を見ると
10時半頃お邪魔して
なんと、1時間半ほど経ってた。
玄関に立った頃、外出してた旦那さんがちょうど帰宅。
奥さん、あの日あれから大丈夫だったかな?
色んな話をして疲れてないか心配ではあった。
具合の少しはいい日は午前中家の中のことをやり
午後はベットに横になる生活をしてるとか。
心の中に溜めてることを放出するお手伝いできたなら良かったと思う。
私もとても為になった時間だった。 ( ..)φ
あの時
ぞわぞわ っとした正体・・
いったい何だったの・・・
いろんなことを思った。
日曜日の尾道。
夕方近く港の風景。
100均の広角レンズで写してみました。
オモチャだと思えば画像の悪さも気になりません。
トイカメラだと思えば・・ ( `°`)ノ